目数調整の2つ目の記事です。小花より難しいモチーフに挑戦しましょう。
手順を細かく書いたので手を動かしながらご覧ください。
01 今回のモチーフ
クローバーが向かい合わせになったデザインです。
02 内側から順番に目数を決める
複雑な形を扱うときは内側から順番に作業するとやりやすいです。
最初に、クローバー中央のリングの目数を決めます。
詳しくは一つ前の記事をご覧ください。
このリング B は 20 ds(20目)で作ってください。リング B は上下に長くしたいので、リングを閉じてから形を縦長に整えました。
8分割のガイドラインに接する点を探します。
次に、クローバーの1、3個目のリングの目数を決めます
リング A, C の目数を考えます。
先ほど作ったリング B をガイドラインに置いてリング A, C の大きさを考えます。
リング A がガイド線にちょうど接しています。 12 ds にしましょう。
別々に作ったリングと、チェインの付いたクローバーでは、形が変わることがあるので編み直してみます。
リング A, C がガイド線から少しだけはみ出していますね。
リング A, B をガイド線に揃えるとリング C 側がはみ出てているのがハッキリわかります。
クローバーは8個作る予定なので、このズレが8個分重なると大きなズレになります。
リング A, C の目数を減らすことにしましょう。
リング A, C の目数を 1 ds 減らして小さくしました。
ガイド線に沿ってきちんと収まっています。
クローバー同士をつなぐピコの位置も決まりました。
04 チェインの目数を決める
チェインの長さを決めるときは、チェインをオモテにして観察します。
今回はチェインの長さを 11 ds にします。好みによって 12 ds でも良いでしょう。
全ての目数が決まりました。
04 モチーフ全体を編む
1周分編んで完成です!
平面になっていて完璧!
ちなみにリング A, C の目数調整をしないまま作るとクローバーが 7 個しか入りませんでした。
1 ds の違いでも大きな違いになりますね。
試しに1周編んでみるよりも、最初にちょっとだけ手間をかけると全体の作業時間を減らせますよ。
次の記事はモチーフの目数調整について書いています。