[デザイン実践 02] クローバーのモチーフ

目数調整の2つ目の記事です。小花より難しいモチーフに挑戦しましょう。

手順を細かく書いたので手を動かしながらご覧ください。

01 今回のモチーフ

クローバーが向かい合わせになったデザインです。

02 内側から順番に目数を決める

複雑な形を扱うときは内側から順番に作業するとやりやすいです。

最初に、クローバー中央のリングの目数を決めます。

詳しくは一つ前の記事をご覧ください。

STEP
20 ds のリングを作る

このリング B は 20 ds(20目)で作ってください。リング B は上下に長くしたいので、リングを閉じてから形を縦長に整えました。

STEP
ピコつなぎの位置を決めます

8分割のガイドラインに接する点を探します。

次に、クローバーの1、3個目のリングの目数を決めます

リング A, C の目数を考えます。

STEP
適当な大きさのリングを並べて、ちょうどいい大きさを探します

先ほど作ったリング B をガイドラインに置いてリング A, C の大きさを考えます。

リング A がガイド線にちょうど接しています。 12 ds にしましょう。

STEP
リング同士をつなぐピコの位置はお好みで決めてください

迷ったら 2 ds にしてください。

リングの大きさが 14 から24 ds 程度のクローバーなら 2 ds でつなぐのが扱いやすいです。

(参考)ピコつなぎ位置と見た目の変化

STEP
クローバーを編んでガイドに合うか確認します

別々に作ったリングと、チェインの付いたクローバーでは、形が変わることがあるので編み直してみます。

リング A, C がガイド線から少しだけはみ出していますね。

リング A, B をガイド線に揃えるとリング C 側がはみ出てているのがハッキリわかります。

クローバーは8個作る予定なので、このズレが8個分重なると大きなズレになります。

リング A, C の目数を減らすことにしましょう。

STEP
目数を調整しました

リング A, C の目数を 1 ds 減らして小さくしました。

ガイド線に沿ってきちんと収まっています。

クローバー同士をつなぐピコの位置も決まりました。

04 チェインの目数を決める

チェインの長さを決めるときは、チェインをオモテにして観察します。

今回はチェインの長さを 11 ds にします。好みによって 12 ds でも良いでしょう。

全ての目数が決まりました。

04 モチーフ全体を編む

1周分編んで完成です!

平面になっていて完璧!

ちなみにリング A, C の目数調整をしないまま作るとクローバーが 7 個しか入りませんでした。

1 ds の違いでも大きな違いになりますね。

試しに1周編んでみるよりも、最初にちょっとだけ手間をかけると全体の作業時間を減らせますよ。

次の記事はモチーフの目数調整について書いています。

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