[見本帳 03] クローバー

本シリーズではタティングモチーフの目数と見た目の変化を紹介しています。
この記事に記載されている目数を利用してオリジナルデザインを作っても構いません。
記事の文面や写真を無断で販売したり、本やインターネット等に転載するのはご遠慮ください。

クローバー 目数の比率と見た目の変化

クローバーは3つのリングをピコつなぎして作ります。基本的には1,3番目のリングを同じ目数で作り、2番目のリングとの大きさに差をつけて作ることが多いです。

好みのシルエットのもの、あるいは目数調整の必要に合わせて目数を選択します。

*写真のピコつなぎ位置はすべて 2 ds です。

クローバー ピコつなぎ位置と見た目の変化

クローバーのピコつなぎ位置を変えると色々な要素が変化します。まずは写真を見比べてみてください。

*写真のクローバーはすべて、リングAC が 15 ds、リングB が 20 ds です。

下の図は写真を一列に並べたものです。基準線(上から3つ目の赤線)はチェインの端の位置です。

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  • ピコつなぎ位置を長くすると、左右のリングが上に持ち上がる(写真の線2, 3)
  • 中央のリングの形は、1 ds では細長く、3 ds 以上では丸みが出てくる
    • これに合わせて縦の長さが変わる(写真の線1)
  • ピコつなぎ位置のバランスが悪いと形が不自然になる (写真の5ds)
    • 小さいリングが丸まる力に、大きいリングが負けて形が崩れています
    • この場合ピコつなぎの位置を短くするかピコを長くして対応します

ピコつなぎなしのクローバーは色々な向きに動いてしまうので編みにくいです。避けたほうが良いでしょう。

目数サンプルの記事シリーズで使用している糸は以下の通りです。
Thread: Lizbeth (Handy Hands), Size: 10, Color: Blue 658, Green 668
糸の太さやメーカを変えても、目数をサンプラーと同じにすれば見た目のシルエットは変わりません。

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