
目数サンプルの記事について
“目数サンプル”の記事シリーズでは、小さいパーツのバリエーション写真を多数ご用意しました。オリジナルデザインを考えるヒントに使ってください。記事は順次増やしていく予定です。
「こんなレースにしたいな」というアイディアを実際のタティングレースに変換するとき、小さいパーツをよく知っていると作業がスムーズに進みます。目数調整時の参考になるよう、平面にならなかったもの、不恰好なものも収録しています。サンプラーを編んでいるときに気づいたことも書き込みますね。
普通サイズのリング
初心者の方向けには 10 から 16 ds 程度の小さめのリングが作りやすいです。8 ds 以下の小さいリングでは、余程強く閉じないとピコ根本の目と目が離れてしまうので、飾りのピコをつけるときは注意します。












小さいリング ( 3 ds – 7 ds )
小さすぎるリングは苦手な方が多いようです。
うまく取り入れられると可愛らしいのですが、デザイン上必要なとき以外は避けるのが無難です。見た目の近いジョセフィーンノット (Josephine knot) を代わりに使用すると良いでしょう。








リングの締め具合による見た目の変化



リングを閉じるとき、どのくらい強く糸を引くかで形を変えられます。
上の写真は3つとも20dsのリングで、閉じる時の引き加減が違うものです。
- きつく引くと円に近くなります。
- ほどほどに引くと雫型と強度が両立できます。
- ゆるい状態でやめておくと色々な形に整形できます。

特に縦方向に長いリングが必要な時はゆるめに閉じると良いでしょう。例えば右写真のようなリングが該当します。常にゆるいリングにすると全体の形もゆるくなるので、必要時だけにするのをお勧めします。
リングサンプラーを用意する
よく使う糸で、目数を変えたリングを作っておくとデザインするときに便利なようです。
固めの紙に並べて貼り付けて、目数も書いておくと目数調整の手間が減らせます。
私は面倒でやってませんが、、、